Yahoo!の常時SSL化がかなり進んできたようです。ここ1-2か月でYahoo!検索の画面がついにSSL化されました。
従来はログインや決済を行うような画面しか暗号化していなかったのですが、昨年春から2017年3月完了の予定で常時SSL化を進めていました。
すべての通信を暗号化させることは通信内容の盗聴や、セッションの乗っ取りなどを防ぐ意味でも意義のあることです。しかしアクセス解析の観点からは手放しに歓迎できるものではありません。
検索エンジンが常時SSL化されるとリファラで検索ワードが送信されてこないために、アクセス解析で検索ワードを知ることができなくなるのです。
ウェブサイト(ホームページ)の管理者としてはユーザーがどのような意図で来訪していて、そしてウェブサイトをどのように閲覧・利用しているか把握したいところです。
効果測定は次の販売促進(販促)や広告宣伝の施策の策定には不可欠だからです。そのためにはどのような検索ワードで来訪したかというのは重要な情報です。
Googleに続いてYahoo!まで常時SSL化されたことで(検索エンジンのシェアから推測して)オーガニック検索のうち8-9割くらいのキーワードが把握できなくなったということです。特にオーガニック検索での流入が多いウェブサイト(ホームページ)にとっては致命的です。
せめてどのようなカテゴリのキーワードから来訪したのか知りたい場合は、ランディングページから推測するしかありません。
Google Analyticsでのランディングページは「レポート>行動>サイトコンテンツ>ランディングページ」でごらんください。
それであたりをつけたら、Adwordsのキーワードツールなどを使ってさらにこまかく推測してもよいかもしれません。
ロングテールでのSEOを行っているウェブサイトにはつらいかもしれませんが、もともと最初から任意のキーワードを狙うものではないので意外に影響は少ないのかもしれません。