今を生きている多くの人たちは、幸運なことにミレニアムの切り替わりに立ち会うことができました。キリスト教の思想と関連があるのかもしれませんが、前のミレニアムの終わりには終末思想のようなものが広まりました。
1999年7の月に恐怖の大王が降ってくるというノストラダムスの大予言です。個人的にはそんなものは信じていませんでしたが、Y2K(2000年問題)はまじめに信じていました。
古いプログラムがメモリの節約のために内部的に年号を2桁もしくは3桁で管理していて、1999年は999年もしくは99年となっているのものが、2000年になると000年もしくは00年と認識されるのでエラーが発生し、インフラが大混乱に陥る、という問題です。
ATMが止まるとか、電気・ガス・水道が止まるとか言われていたので、1999年の暮れには水やカセットガスコンロ、レトルト食品を大量に買い込み、現金を下ろしてきたものです。
システムエンジニアだった父や、会社の人たちには一笑に付されました。正月明けに出社すると、同僚からは「レトルトはなくなった?」と冷やかされました。
ここまで来てふと思いましたが、いったい何の話を書いているのでしょうか。タイトルに2018年8の月と書いたので、その元ネタを説明しようとしただけでした。ずいぶん話が脱線しました。
そう、2018年8の月の3の日、WordPress4.9.8が降ってきました。4.9.8は、GDPR(EU一般データ保護規則)に対応してWordPress4.9.6から導入された「Privacy」機能を中心に46のバグフィックスを行うマイナーアップデートのようです。
そしてもっとも注目すべきポイントは次期エディター「Gutenberg」の導入の予告です。
WordPressにはノストラダムスではなく、グーテンベルグが降臨するようです。グーテンベルグとはメディアの歴史において重要なアイテムであった活版印刷の父。新しいエディターに対する思い入れを感じます。
アップデートされたWordPress4.9.8のコンパネには次のように表示されます。
新しい、モダンなパブリッシング体験がもうすぐやってきます。
現在開発中の WordPress エディター Gutenberg を使って、テキスト、メディア、レイアウトの新しい方向性を模索してみましょう。
今日から新しいエディターを試しましょう。
Gutenberg をプラグインとしてインストールすることで公式リリース前にテスト実行し、必要であればフィードバックできます。 テスト、バグ報告、GitHub リポジトリ上でのコントリビューションを通じて手伝うことができます。Gutenberg をインストール
Gutenberg の詳細
まだ準備ができていませんか ?
WordPress の次のメジャーリリースからデフォルトで新しいエディターが有効になります。現在使っているテーマやプラグインに互換性があるかどうか分からない場合には回避策があります。 Classic Editor プラグインをインストールして、切り換えの準備ができるまで現在のエディターを使い続けましょう。旧エディターをインストール
次のメジャーリリースであるWordPress5.0では、Gutenbergがデフォルトのエディターになるようです。ただ、現在使用しているテーマやプラグインとの互換性が保証されないので、プラグインで現在のエディターを使い続けることもできるようです。
新しいエディターでは「Blocks」という概念が導入されるようで、プラグインを使うことなく、また技術的知識がなくても簡単にコンテンツを作成できるようになるということです。
茨木広告宣伝舎でも新しいエディターの互換性検証を行いたいと思います。特にWooCommerceなどで構築しているECサイトは入念な検証が求められそうです。
一昨日の茨木市の天気
朝は曇る時間もありましたが9時ごろから晴れました。
昨日の茨木市の天気
一日を通して晴れました。
今日の茨木市の天気
朝から晴れて気温が35℃を超えました。京都では39℃に迫りました。