先日行われた埼玉県松伏町長選で、自民や公明が推す現職(72)を押さえて元町議で社会福祉法人理事長の新人候補(62)が初当選したそうです。

ほとんどの町議も現職市長を支持していたうえに投票率は36・01%と過去最低だったそうで、常識的には組織の強い現職が優位なところ。有権者数は2万5千人ほどだそうで、当日投票したのは9千人弱。

だれもが現職の勝利を予測していました。しかし組織戦を展開した現職が破れ、実際の票差はなんとたったの400票弱。

松伏町は鉄道路線こそ通らないものの、春日部や越谷などに隣接する典型的なベッドタウン。ウィキペディアによる全国平均よりも子どもや若年層の比率も高く、昼間人口が少ない、いわゆる「埼玉都民」が多いところです。

だからこそ投票率が低くなったのでしょうが、それでも無党派層が勝ったというのは驚きです。

その裏にはSNSやtwitterといったソーシャルメディアの活用がありました。保育園副園長を務める娘(38)などが子育て世代の無党派層に支持を訴えたことが奏功したといいます。第2子以降の手厚い子育て支援策などを公約に支持を広めたようです。

逆に人口動態的に若者比率が高いところで低投票率だったから、SNSで集めた票が有効だったでしょう。

これは一つの潮流の変化を反映しているかもしれません。いわゆる「草の根運動」がインターネット、そしてソーシャルメディアによって力を持ち始めているのかもしれません。

組織ではなく、個人個人のつながりにおいて統制を取るのは大変なことです。情報伝達すらままなりません。しかしインターネットやソーシャルメディアは瞬時にそして同時に多くの人に情報を伝えられます。

しかも友人などもともとの知り合いを介してつながっています。だから義理や利害でつながっている従来型組織よりも強いのかもしれません。

60年代や70年代の学生運動・社会運動を経て80年代以降シラケの時代に入りました。ノンポリが当たり前の時代を迎えたのです。「草の根」という言葉の意味が一気にが逆回転した時代です。

ところがバブル崩壊のころに潮目が変わります。インターネットの勃興と失われた(まだ失われ続けている?)n年が重なったことで、不満をためこんだネットユーザーが政治熱を持つようになったと思われます。

誰かが少し背中を押してやると、一気にネットユーザーは動き出すのかもしれません。どちらに動くのかはわかりませんが。

政治に限らずネットは少しの動きを大きく増幅する傾向にあります。ひとつのツイートがCMを打ち切りにさせたり、誤発注で山積みになった菓子やおにぎりを瞬く間に完売させます。

インターネット、ことにソーシャルメディアはうまく使いこなせば商売にプラスになったりしてよいのですが、一つ間違えると個人の人生を終わらせてしまう可能性すらあるのです。

【今日の茨木の天気】
曇りがちでひさびさに気温が上がりませんでした。1枚羽織ってちょうどよい天気でした。

低投票率の町長選をSNS駆使して組織力に優る現職に勝った新人
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