WannaCry（WannaCryptとかWannaCryptorとも）というWindowsを標的としたランサムウェアの被害が全世界的に広がっています。
ランサムウェアとは、感染したパソコンなどの機器にあるドキュメントファイルの多くを暗号化してしまい、その解除のために身代金を要求するコンピューターウイルス（マルウェア）です。
通常のテキストファイル（txt）からWordの「docx」やExcelの「xlsx」などオフィスソフトのドキュメントやjpegやpdfなどの画像ファイルまで暗号化されるということで、もし被害にあえば多くのオフィスでは業務が完全に停止してしまうでしょう。
茨木広告宣伝舎もウェブサイト制作のためにテキストや画像など資料や素材もお預かりしたり、作成したファイルを大量に保持しています。これらが暗号化されて利用できなくなることを想像するとゾッとします。WannaCryだけに本当に泣いちゃうかもしれません。
今回のWannaCryはWindowsのセキュリティアップデート（月例パッチ）で対応済みだそうで、しかもWindows10では被害が確認されていないそうです。やはりセキュリティアップデートなどの更新はきちんと行うことが重要です。
ちなみにMicrosoftも今回の被害の広がりをうけて、本来サポートが終了したWindows XP向けにもセキュリティパッチを特例で配布しています。
茨木広告宣伝舎ではWindows7を利用していますが、もちろんセキュリティパッチは適用しているのですぐに問題はなさそうです。そしてセキュリティパッチを適用するのに加えてバックアップが最大の防御だそうです。
そこで今日は午前中からひさびさにオフィスのWindowsパソコンでシステムイメージのバックアップを取りました。
ドキュメントだけではなく、Windowsのシステム、そしていまPCにインストールされているアプリケーションまでまるごとバックアップできるものです。
外付けのHDDを接続すれば、あとはWindowsで完結します。専用ソフトを購入してくる必要はありません。Windows7だけではなく、Windows10でも同じ方法で行います。以下のメニューを選んでください。
コントロールパネル＞ファイルのバックアップまたは復元＞システムイメージの作成
はっきり言ってそこそこ時間がかかります。第4世代Core i5マシンでも1時間以上かかりました。パソコンの能力にもよりますが数時間かかることを覚悟しておいたほうがよさそうです。間違っても帰り際にサクッとやっちゃおうなどと考えてはいけません。
これが終わると「システム修復ディスクを作成」に入ります。（この段階でキャンセルしてシステム修復ディスクを作成しないこともできます）
万一Windowsシステムが起動しなくなった場合は、CD-R（もちろんDVD-Rなどでもかまいません）に作成した修復ディスクから起動します。そしてバックアップからシステムイメージを復元するのです。
ちなみにWindowsのバックアップについて以前から疑問だったことをいろいろ調べてみました。
1.システムイメージの作成中にパソコンでほかの操作や作業をしてもいいのか？
2.システムイメージ作成中に作成したファイルはバックアップされるのか？
ほかの操作や作業はどうやら問題ないようです。ただし動作が重くなっているのでできるだけ他の操作や作業はしないほうがよさそうです。
またバックアップ中のファイル操作も反映されるようです。
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-update/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%A4/f500d3dd-b25b-4ad9-a3e9-ddfe5608eced
3.システムイメージ作成（バックアップ）の都度、毎回システム修復ディスクを作成する必要はあるのか？
最初に一回作成すれば、それを使って起動できるようです。毎回作る必要はなさそうです。
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_10-update/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%A4/725b0942-fc49-464b-945b-043cadb34f74
バックアップ中でも別の作業をしても問題ないようなので、これからはもう少し頻繁にバックアップするようにしたいと思いました。
【今日の茨木の天気】
よい天気ですが夜にかけて曇りがちになってきました。
