年末というのにある所属団体でトラブルや重要案件が山積していて、忘年会どころではなくなっています。ようやく年末のスケジュールが確定してきたので、忘年会のことを考える余裕がでてきました。
世間でも今週から来週にかけてが忘年会のピークでしょう。でもネット検索の世界では忘年会のピークは過ぎてしまったようです。
このスクリーンショットのようにGoogleが提供している「Googleトレンド」というサービスでは、指定したキーワードがGoogleで検索された回数の推移をグラフで表示してくれるのです。
グラフにカーソルを合わせると、そこの期間と、期間全体でもっとも検索が多い期間を100とした時の検索量をパーセンテージで表示します。
それによると毎年12月5日前後からの週(12月第2週)が1年の中でも「忘年会」というキーワードでの検索回数のピークです。今年も12月4日から10日までの週がピークで、すでに今週は減少傾向にあります。
また検索回数は11月ごろから増えて、11月下旬にいちど伸びが鈍化します。おそらく企業などでは大人数の忘年会の手配を11月に入ったら早めに始めるのでしょう。ただ11月23日が勤労感謝の日で休日ですので、そこは検索回数が減るものと思われます。
こうした動きを知っておくと、飲食店では11月までにコース料理などの忘年会のプランを立てて、広告を打つ必要があるということになります。ネットでは検索されるまでのタイムラグがありますので、10月前半にはページを作って公開しておく必要があるのです。
どの会社や店舗でも前年の動きは日報や週報などで把握していると思います。ただ、それが世間の動きに合わせて展開した結果なのか確認したほうがよいと思います。
ひょっとするといままでやっていた時期は世間に出遅れていたのかもしれません。いままでより早めに販促や売出計画を実施したほうがよいかもしれないのです。
時代の移り変わりで展開時期が変わる商品もあります。たとえばランドセル。以前は年明けに展開するのが当たり前でしたが、最近はリアルのランドセル商戦のピークは8月のお盆の時期です。
おじいちゃんやおばあちゃんがお盆で帰省してきた孫に買い与えるからです。そのせいか検索のピークは6月や7月の時期に前倒し傾向にあります。
このように検索とリアルの動きがずれることや、あまり季節変動のないものもあるかもしれません。でも先入観にとらわれず、常識を疑うことも必要です。
リアルの展開はさておき、ウェブサイト(ホームページ)やSNSなどインターネットへの展開は検索回数の多い時に合わせたほうが成果が上がりやすいはずです。
Googleトレンドは商売のチャンスを逃さない、あるいは再発見するきっかけになるかもしれません。
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