「シカクいアタマをマルくする。」というのはご存じ日能研の名コピーです。中学受験の良問をオトナにも解かそうとする電車広告でもおなじみかもしれません。
ここまで書いて、そもそも大阪に日能研があったか不安になって調べたら、高槻や千里中央、枚方、南森町、上本町、天王寺などにもあるようです。
高槻市だけにあって、なぜか茨木市や吹田市には教室はないようです。ずいぶん不思議な分布ですが、馬渕教室や浜学園などに対抗して教室を出しているようです。
ひょっとすると以前高校受験で「地元集中」が強烈だった高槻市では私立志向が強いというのもあるのかもしれません。
べつに今日は中学受験の話をしようというのではありません。「シカクいアタマをマルくする。」というコピーを引き合いにしようとしただけです。
きょう日本維新の会の丸山穂高衆議院議員が離党届を出しました。twitterで代表選の実施や、堺市長選や衆院選などの敗北の総括を求めたことが、元党顧問の橋下徹氏を激怒させました。
橋下氏はツイッター上で丸山氏に罵詈雑言を浴びせました。それに反発して離党されたようです。
もともとインターネットでは、茨木市を地元とする足立康史衆院議員と丸山穂高議員は、質問の舌鋒が厳しい論客として人気はありました。
そんな人が離党してしまって、日本維新の会も、そしてご本人もプラスにはならない気がします。
そして世間は東大や早稲田を卒業した「頭のいい」人たちに呆れていることでしょう。
政治をマーケティングとしてとらえたときに、インターネットの活用は重要です。ウェブサイト(ホームページ)を開設したり、ブログを書いたりすると、活動や考えを有権者に伝えられるからです。
しかしソーシャルメディアの活用はやめておくのが賢明かもしれません。とくにtwitterはやめておいたほうがいいかもしれません。
ソーシャルメディアは、すべての言葉を軽く見せる効果があるように見受けられるからです。つまり「悉皆(しっかい)言葉を軽くする」のです。
おそらくスマホ時代なのが原因でしょう。スマホで読み書きできるので、ついカッとなって反射的に感情的な言葉を書き連ねては「ちっちぇーな」と笑われる言動を巻き起こす気がします。
とくにツイッターは140字という字数制限があることで、そこにおさめようとして細かいニュアンスをそぎ落とした言葉を書き連ねてしまうのです。
しかもソーシャルメディアでは、お互いが顔を合わせず文字ベースでやり取りするので、どんどんエスカレートしていきます。そこに外野がコメントすることでお互いがヒートアップします。
維新の会は橋下氏はじめツイッターで政策などを訴えたことが急速に支持を広げた部分もあるでしょう。しかし支持されなくなったのは、言葉の軽さ、汚さにもある気がします。
橋下氏が大阪市長として、右翼の桜井誠氏とヘイトスピーチをめぐって公開面談したときも、子供の喧嘩のようでした。
これがニュースに流れたことでネットに縁のない人々も離れ始めたように思います。
政治の世界ではソーシャルメディアを使うべきではないのです。
そのかわりセンチメントが重要な通販や消費関連の広告宣伝や集客ではじゃんじゃんソーシャルメディアを使えばよいのです。
昨日の茨木市の天気
台風一過で晴れましたが、温帯低気圧となって発達したしたため、北風が強く吹きました。夜は一層冷え込みました。
今日の茨木市の天気
朝は今シーズン一番の寒さとかで、10℃を下回りました。日中は晴れて気温も上がりました。