WikipediaがSEOに強いのはみなさんもご存じの通りです。著名人・科学・歴史・地理・趣味的な分野などの検索ではたいてい検索結果のトップか1ページ目の前半に表示されます。
今日はなぜWikipediaがGoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンに評価されてSEOに強いのか考えてみました。
コンテンツの量が多い
とにかくWikipediaといえば膨大なコンテンツを持っています。コンテンツの量が多いことが、検索エンジンの評価につながっている可能性が大きそうです。
また1つのページ(項目)あたりのコンテンツ量が多いのもSEO上有利に働いていると思われます。しかも個人ブログなどのように無駄に字数を稼ぐような冗長な表現はなく情報量が多いことや、キーワードの密度がある程度高いのも奏功していそうです。
集合知により信頼性が担保されやすい
Wikipediaは多くのユーザーによって編集されている(集合知)ため、誤りはすぐに訂正される傾向にあります。
またコミュニティのガバナンスが有効に機能しているため、まれに編集合戦やデマ垂れ流しなどもあるものの、いわゆるキュレーションサイト(まとめサイト)などよりも適切にコンテンツの信頼性が担保される傾向にあります。
その信頼性の高さも検索エンジンからの評価を高めていると推察されます。
被リンク(バックリンク)が多い
信頼性の高さもあって、さまざまなところで引用されることが多くあります。ウェブサイト(ホームページ)上の引用といえば、当然項目名をアンカーテキストとしてリンクされることが多いので、理想的な被リンクを獲得することができます。
項目間のリンクが多い
Wikipediaでは一つの項目からさらに別の項目にリンクされていることもしばしばあります。関連性の高い項目どうしで相互のリンク交換が適切に行われていることもSEOにはプラスの効果がありそうです。
これを踏まえて、自社・自店のウェブサイト(ホームページ)のSEOに応用する方法を考えてみました。それは、ずばり用語集を作るということです。
取り扱っている商品やサービスに関する用語の解説をたくさん載せるのです。そうすることで自分のウェブサイト(ホームページ)のコンテンツが豊富になります。
自分の取り扱っている商品やサービスですから当然知識があるわけで、内容の真実性や信頼性も確保しやすいでしょう。信頼性があって引用されるだけの内容になっていれば引用されることも多くなりそうです。
また商品やサービスの知識が豊富であることをアピールできれば、顧客の信頼につながりますから、それ自体で販売促進やブランドイメージの向上(ブランディング)の効果が上がりそうです。
こうした用語集コンテンツが評判になれば、それに対する来訪者が増えることで集客にもつながるでしょう。