管理している商店街のウェブサイトで掲載している店舗が店名を変更しました。そのウェブサイトではURLに店名を含んでいます。
また変更前の店名で検索するユーザーにも配慮して、旧店名のページを残して新しい店名のページを制作しました。
そうなると旧店名のページから新たな店名のページに転送を行う必要があります。ウェブサイトのページを転送することを「リダイレクト」といいます。
リダイレクトにはいくつか方法があります。大きくわけると、HTML(metaタグ)で処理するものと、.htaccesとかPHPで処理するものがあります。
HTMLで処理するものはいったん旧ページへのアクセスを、metaタグで転送します。.htaccesやPHPで処理するものはウェブサイトにアップロードした.htaccessというファイルやPHPというプログラムで制御してページにアクセスされる前に転送します。
.htaccessやPHPによるものはブラウザに返すステータスコードによって、301や302、303、307というバリエーションがあります。恒久的な転送や一時的な転送など、そのときの状況によって使い分けます。
通常SEO業界ではHTMLによるものよりも.htaccessやPHPによるリダイレクトを推奨します。そのほうが検索エンジンの評価を転送先ページが確実に受け継げるとされるからです。
たしかに茨木広告宣伝舎もそちらを選択してきました。しかし今回は旧店名の検索も考慮して旧ページを残す判断をしました。そのため.htaccessやPHPによるものを使いませんでした。
旧ページにも店名変更があったことと、そのため新ページ転送することも明記しました。
いきなり新しいページにリダイレクトされるとユーザーが困惑すると思ったのです。metaタグはいったん旧ページを表示したうえで、設定した秒数が経過するとリダイレクトすることができるのです。(もちろんmetaタグも秒数を0に設定すると有無を言わさず新ページに転送します)
しかし結果的に短期的には失敗でした。GoogleやYahoo!で「茨木 (業態名)」3位だったのですが、見事に受け継がれませんでした。
もちろんコンテンツ自体のパワーはあるのでいずれ元に戻ると思います。しかしリニューアルという検索が増えるであろう大事なタイミングで受け継がれなかったのは失敗でした。
とはいえ後悔はしていません。ユーザー目線でいうといったん旧ページで受けて、移動したことを案内するほうが親切だと信じているからです。
GoogleやYahoo!にもそのあたり考慮していただきたいと思います。
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