「いつもここから」みたいな書き出しになってしまいますが、外出してふと気づくとお昼時でランチ食べたいとき、スマホでお店を検索する人は少なくないと思います。
今日はパスタかな、と思えば「パスタ」とか、そこが梅田なら「梅田 パスタ」と検索することでしょう。その多くはグーグルで検索されることでしょう。
すると、検索結果表示の上位には、Googleマップにプロットされた店の情報が3件ほど表示されます。「すべて表示」というボタンを押すとさらに多くの店が表示されます。ここの最初の3件に入ると集客効果は大きいはずです。
この地図で上位に表示させることを目指す施策をMEO(Map Engine Optimization)と言います。
Googleマップに表示される店舗の情報は、Googleが収集して自動表示させるものもありますが、じつは店舗の側が表示させたり、自動表示された情報を自ら編集することもできます。
新規開店した場合はGoogleもすぐに自動表示できませんので、自ら表示させると、いち早く店舗の存在を知らせることができます。
そのためにGoogleマイビジネスというサービスがあります。ここで自分のビジネスを登録したり、あるいはすでにGoogleマップに表示されているものに対して編集するのです。
店舗の写真をアップロードしたり、クチコミを管理することもできます。
ただし、その編集が悪意の第三者によってなされるのを防ぐために、オーナー確認という作業が必要になります。いくつか方法があって、すでにビジネスに関するウェブサイト(ホームページ)が長期にわたって公開されていて、そのウェブサイトが紐づけされているサーチコンソールがあるのであれば、そのサーチコンソールにログインしているGoogleアカウントとマイビジネスにログインしているGoogleアカウントが一致していれば、即座にオーナー確認されます。
ただ、そういったケースはまれで、ほとんどがGoogleにオーナー確認のための認証コードを記載したハガキの郵送をリクエストして、届いたら認証コードを入力することになります。
Googleマイビジネスには、通常リクエストから19日以内に届くとされています。おそらく土日をはさんでも14営業日ほどで届くということなのでしょう。
ところが、これがなかなか届かないことがあります。
たとえば昨年末にリクエストしたあるクライアントさまのハガキは、先日やっと届きました。5回ほどリクエストしてやっと届きました。
そして、別の案件でもやはりハガキが届かなかったのでリクエストしようとすると、ハガキの郵送をリクエストするボタンが表示されなくなっていました。
「別の方法で確認する」というボタンを押しても「他の確認方法はありません」と非情なことが書かれています。そこで「問合せ」から問い合わせてみました。
問合せフォームが出てくるので、必要な情報を記入して、登録しようとしている店舗の外観写真や所在地の番地がわかる写真、看板が写った写真をアップロードすると、Googleのサポートチームから返信がありました。
このビジネスの場合、ハガキのリクエストをしてから、所在地を変更していたのが原因でした。最初に登録した町名が間違っていたので修正したのですが、それでロックされたようでした。
サポートチームの担当者からは、看板の写真に写っているのが固定の看板ではないので、固定の看板を用意して、その画像を送ればすぐに手動で認証できると提案がありました。
それができないのであれば、いったん既に登録されたビジネスの情報を削除して、新規登録すればハガキのリクエストができるようになるとのことでした。
看板は紙に印刷したものをラミネートしてドアに貼ってあるだけですが、わざわざ看板を作ることはないとのことでしたので、後者の方法で再リクエストをすることにしました。
Googleマイビジネスのオーナー確認のハガキが届かない方は、ハガキをリクエストしてから、情報を変更していないか確認してみてください。