今年も新卒採用は売り手市場だそうです。就職氷河期世代としては極めてうらやましい限りです。
なんでも東京商工会議所の会員企業のうち当初7割以上の企業で採用者数を増やすつもりが、実際に増やせたのは3割未満だそうです。(平成28年度東京商工会議所採用状況調査)
東京商工会議所は上場企業も多く所属しています。いわゆる大企業も含めて新卒採用に苦戦する姿がうかがわれます。仕事はあって猫の手も借りたいくらいでも、新卒学生が足りないというのです。
もちろんこの状況は東京だけではないでしょう。茨木や高槻・吹田・摂津など北摂でも程度の差こそあれ求人には苦労していることでしょう。
少子高齢化で働くことのできる生産年齢人口が減りますので、移民を本格的に容認するか、世界的な不況に陥らないかぎり、この流れは簡単には変わりません。
人材は企業の成長を支えるエンジンです。人材が人材を育てるというサイクルが回らないと会社は失速します。
急成長しそうな企業が途中で伸び悩むのは人材不足に端を発することが多い気がします。人材が不足したままに無理に拡大すると何らかのひずみが出てきます。
そうなるとやはり求人活動というのは企業活動の上では重要です。しかし知名度の劣る地域密着型のビジネスでは、新卒含めて求人活動には苦労することでしょう。
だからといって手をこまねていてはいけません。ハローワークや求人情報誌、就活セミナーなどさまざまな媒体で求人を行うべきです。
ただそれだけでは効果は上がりません。コーポレートサイト(会社案内ウェブサイト)を充実させましょう。
知名度のない会社ほど自ら売り込む必要があります。またいまどきの就活はインターネットを駆使するのが当たり前。
若年層でスマートフォンの普及率が上がったのは、「スマホでないと就職活動ができない」という評判が立ったからです。
コーポレートサイト、場合によっては特設新卒採用サイトや商品やサービスのウェブサイト(ホームページ)を見て企業研究することが常識です。またtwitterなどのSNSでも情報収集をする学生も多くいます。
動画を掲載したりするような豪華なコーポレートサイトである必要はありませんが、仕事内容やキャリアパスなど学生に少しでも興味を持ってもらえるような最低限の情報を掲載すべきです。
この時代にコーポレートサイトがないのは、学生や求職者に不安を抱かせることにもなりかねません。
茨木広告宣伝舎では、コーポレートサイトや新卒採用サイト・求人サイトもリーズナブルに制作します。SEOの観点からも、来年度の採用にむけて早めにご検討ください。