商売において販売促進や集客、SEOなどさまざまな対策を打つことはよいことです。むしろ施策がまったくないというのは商売として伸びしろがありません。

しかし対策の打ち方は慎重に検討したほうがよいでしょう。いろんなことを同時進行で行うとその効果測定(いわゆるPDCAのC)ができなくなるからです。

最近あるところに開店したある店が、3ヶ月で休業に追い込まれましたのですが、内装や店名などいろいろリニューアルして再開しました。

広告宣伝も従来の看板だけではなく、電飾看板・ビルの屋上看板・hotpepper・ぐるなび・エキテン・バスの車体広告・電柱広告・instagramなど多岐にわたる広告宣伝の対策を講じています。

機会があってその運営会社の経営者と話したのですが、一気にいろいろな広告宣伝施策を行ったためにどの施策が集客や販売促進に貢献したか効果測定できない状態に陥っていました。

屋上看板だけで年間百万円規模の費用になるはずです。いずれ広告宣伝施策のスクラップ(取りやめ)を迫られるはずです。しかし効果測定できないのでは、どれをスクラップすればよいか分からないことでしょう。

正直なところ少し話した印象ではこの会社は相当ワンマン経営でしかも手元資金が潤沢なので、トップが指示したことを一気に全部手を着けたという経緯がうかがわれます。

しかし経営者も部下も、まずはできる施策をすべて書き出してから、優先順位をつけてやっていくべきなのです。施策を打つ前と打った後の売上などKPIを比較して、効果がなければスクラップして別の施策を試すべきなのです。

特にこの店は業態的に売上の季節変動が大きいのですぐに判断ができません。本来であれば最初の店を丸1年回して、その季節変動パターンを把握してからリニューアルすべきでした。

そうしないと施策を打つたびに1年かけて効果測定する必要が出てきてしまうのです。この店がもういちど広告宣伝を見直すならば、一度リセットするしかなさそうです。

件の経営者は柔軟性やスピード感を誇らしげに自慢していましたが、戦略や経営判断もなく闇雲に突っ走っているようにしか見えませんでした。

茨木広告宣伝舎は小売業が本業ですので、自らの経験で広告宣伝施策やPDCAサイクルの回し方もご提案させていただきます。ただしワンマンな経営者の方はこりごりですので、謹んで遠慮させていただきます(笑)

複数の対策を同時進行で実施すると効果測定できない問題
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