本業の通販業で毎年1月の売上は厳しいです。ニッパチといいますが、2月や8月よりも厳しいです。
毎年売上を伸ばそうと手を替え品を替えしているのですが、期待した売上になりません。もちろん少しずつ売上は前年よりも伸びているのですが、売れ筋の商品(もちろん通年で売れる商品)を1月に投入しても他の月ほど売上が取れないのです。
インターネット通販であれば、単純に展開商品が増えれば売上が伸びるはずですが、ラジオ通販だと放送枠が決まっているのでその中で商品を入れ替えるしかありません。
もともとラジオ通販は不要不急のものを売っている、ある意味ぜいたく消費です。だから年末年始にお金を使った反動で財布の紐が固くなる影響を受けるということは分かっています。
それでも他の月と比べると半分ていどの売上になるので、少し他の業態などの状況も調べてみました。
政府がオープンデータを公開しているDATA.GO.JPで、商業動態統計調査(2015年)年報を見てみました。
その中に「第8部 指数 第4表 季節・曜日・祝祭日・うるう年指数」というデータがあります。
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/excel/h2sh27804.xls
そこの季節指数を調べてみました。すべての月の平均を100としたときの、月ごとの売上比率が分かります。しかも卸売や小売、取扱商品群ごとに見ることができます。
卸売も小売も含めた全商業では、1月は93.50でした。ちなみにその後は、2月95.21、3月109.66、4月98.24、5月95.71、6月99.09、7月101.02、8月95.94、9月100.46、10月99.91、11月99.61、12月111.71という推移です。やはり1月が一年の底でした。
すべての小売業では、1月が98.38でした。2月92.37、3月106.87、4月99.44、5月100.12、6月98.26、7月102.25、8月97.71、9月95.13、10月96.75、11月98.32、12月114.57となっています。こちらは2月が底でした。
飲食料品小売業では、96.86、92.55、100.42、97.35、100.89、97.31、100.93、104.46、96.35、98.47、96.58、117.94となっています。
食料・飲料卸売業では、84.51、88.13、100.32、102.30、96.79、102.50、106.50、100.52、98.66、100.69、98.12、120.95となっています。
同じ商品群でも卸売と小売で傾向が違うのも興味深いところでした。この傾向の違いを分析するとなにかヒントがあるかもしれません。どのデータを見ても1月の季節指数は低くても84ていどなのでなんとかそのレベルまでは引き上げたいものです。