少し地元密着ではない話題に触れてみたいと思います。東京のTBSラジオがここ数年大規模改編を行っています。永六輔さんや大沢悠里さんといったベテランパーソナリティーの番組を終了し、伊集院光さん、ナイツさんなど若手(といってもベテランですが)パーソナリティーを登用しています。

ご存知のとおり永さんは亡くなっているわけで、パーソナリティーの体力の限界だから打ち切ったという側面もあるかもしれません。しかし在京局トップの高聴取率を誇るTBSは戦略的にスクラップ&ビルドを断行しているように思われます。

ラジオは2000年代以降完全に過去のメディアとなりました。リスナーも高齢化が進んでいます。特にTBSは長寿番組が多かったためにリスナーが高齢者、ことに70代以上に集中していたと言われています。

そのためあと10年もするとリスナーが(大変失礼な話になりますが)いなくなってしまうという危機が迫っていました。そこで先手を打って大幅改編に打って出たのです。

しかも伊集院光さんやナイツさんを登用したということは、中途半端に10歳ほどリスナーを若返らせるのではなく、一気に20-30歳若返らせたのです。

ラジオはテレビと違ってザッピングをするものではないので、聴取習慣を根付かせるのに時間がかかるとされます。それを考慮すると、2-3年かけて番組を育てても、数年でまた改編することになるというのが理由だと思われます。しかし他にも理由はありそうです。

少し話は変わって、一般的にビジネスの持続期間は30年が限界とされます。とくに中小企業ではそれが顕著です。30年という期間は多くの場合、創業者が創業して引退するまでの期間と重なります。

創業者が引退するとビジネスが承継されないという問題もあるのですが、じつはビジネスにおいて次世代の顧客を育てるという視点が欠落している側面も無視できません。

創業者が創業時の顧客をそのまま持ち上がったために、次世代が承継するときには顧客が消滅しかかっているということになるのです。社会学的・人口統計学的なワードでいうと単一のコホートしかターゲットにしてこなかったということです。

もちろん創業者は時代に最適化して顧客を獲得するので、顧客があるコホートに偏るのは自然なことです。ただし時代に過剰適応してしまうと、それ以外を排除することになって後々悪い影響が出るものなのです。

少し本題から外れましたが、とにかくビジネスでは常に次世代の顧客を育てることを視野に入れておきましょう。もしくは顧客を「卒業」させるイニシエーション(通過儀礼)型ビジネスモデルにするのも手です。ファッションブランドなどはその好例です。

次世代は単純に若返らせるのではなく、人口統計学的な観点で戦略を立てるべきです。TBSが20-30歳ものリスナーの若返りを図ったのは、そこが団塊ジュニアだったからだと思います。

昭和47-59年くらい生まれは、TBSがガッチリつかんできた団塊リスナーの子供世代です。ベビーブームでボリュームも相当あります。ここにターゲットを設定したのです。

しかもぎりぎりラジオを聴いて育った世代です。深夜放送で伊集院さんなどを聴いてきただけに(熱心リスナーはいまだに伊集院さんの深夜ラジオを聴いていると思われます)、仕事で車にのる人や、ラジオをかけられる職場で働く人が聴いてくれる可能性があったのです。

伊集院さんの番組が始まってまもなく1年。狙いは的中しています。以前よりも高い聴取率をたたき出しています。(もちろん副作用もあってラジオショッピングが苦戦しているそうです。団塊ジュニアもネット通販を使いこなしますので、ラジオショッピングは利用されないようです。)

こうしたことを考えるとイニシエーション(通過儀礼)型ビジネスモデルは厳しいかもしれません。今後人口はどんどん減るので縮小均衡になるだけです。その場合はビジネスそのものを業種・業態転換していくことも検討すべきかもしれません。

もしくは2つの世代に同時対応するツインピークス型の顧客をつくるのも手なのかもしれません。

新しい世代の顧客を獲得する時には、各世代ごとにウェブサイトの入口(ランディングページ)を制作するとよいでしょう。デザインや掲載する商品をそれぞれの世代に最適化するのです。もしくは家族(親子)で利用してもらう提案を行うのです。SEOもそれぞれ別に実施すればそれぞれ集客できることでしょう。

茨木広告宣伝舎ではこうした世代別の集客にも対応しております。

次世代の顧客づくりを忘れていませんか?
Tagged on:                                                                                         

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Yahoo!ショッピング制作(申込~開店フルサポート)86,400円から
独自ドメインのインターネット通販サイト構築(運用支援オプションあり)86,400円から
スマホ対応のウェブサイト制作(ホームページ制作)32,400円から