モバイル決済「PayPay」のCMが嫌いです。以前にも嫌いなCMを書きましたが、ああいうテンポよくリピートするフレーズが気持ち悪いのかもしれません。
それはさておき、モバイル決済がアツいようです。昨年のヒット商品番付では「スマホペイ」が入っていたので若干のいまさら感もあります。
しかし、消費税率の引き上げに伴ってキャッシュレス決済への還元があるようですから、きっとさらに注目されると思うのです。
正直なところ、そんなことをするなら消費税を上げないほうがマシだと思うのですが。
軽減税率とか、キャッシュバックとか、こういう手間をつくることも一種の公共事業で、それはそれでマクロ的には意味があるのでしょう。
ケインズは穴を掘って埋めるだけでも効果があると言っていたのですから。(原典ではもう少しニュアンスが異なるようですが)
そんなわけで(どんなわけだ?)、今年はモバイル決済とかスマホ決済とか言われるアレがアツくなるのです。
昨秋、茨木市の商店街の団体「茨木市商業団体連合会」が加盟する商店街に、PayPayが勧誘に回ると案内していました。
茨木広告宣伝舎も母体が商店街に加盟していますので案内が回覧されてきたのですが、リアル店舗ではないということでしょうか、ついぞPayPayは来ませんでした。
いまのところ、Yahoo!ショッピングとヤフオクくらいしか対応予定はないようですので、別に構いませんが。だからPayPayのCMが嫌いなのもこれが理由ではないはずです。
その一方で商店街ではすでにPayPayを導入したお店も出てきました。先日いろいろ話を聞いてきました。
申込はネットで完結するそうです。そして、その後もメールで審査状況などが通知され、申込が完了すると、QRコードや販促キットが送られてきます。
この時点ですぐに決済を受け入れできるそうです。
このお店は正直年配のお客さんが多いので、「使う人っているんですか?」と少々失礼な質問をしてみました。
すると、意外に多いそうです。60代くらいの人は普通にスマホを使うので、使いこなしているそうです。
特に100億円還元キャンペーンで認知度が高まったおかげで、一日数名は使っていたそうです。その後も500円キャッシュバックなどがあることで、利用者は増えているそうです。
こんどはLINE Payも申込みしたいと言っていました。
百貨店に勤めていたころ、といってもすでに10年以上前ですが、そのころは年配のひとはクレジットカード決済を嫌がるというというのが当たり前でした。
その百貨店のハウスカードは、当時は前年の利用実績に応じて5~10%割引がありましたので、決済の利用率は高くなっていました。
しかし、年配の人は帰り際にハウスカードのサービスカウンターに寄って、現金で支払いをしてしまうのです。
百貨店側もハウスカードを顧客情報と購買情報を紐づけて収集する手段として運用していた側面もあるので、それはそれで問題はないのですが、掛け買いを年配の人は嫌がるというのが常識だったのです。
ところがスマホの普及や、さらにさかのぼるとSUICAやICOCAといった交通系ICカードの利用体験が、その感覚を変えてしまったのです。
そのころは現役だった団塊の世代は、いまや後期高齢者に近づきつつあります。10年前の高齢者と、今の高齢者はある意味まったく別の民族(←ここちょっとポリティカル・コレクトネス)なのかもしれません。
しかもクレジットカードに比べると決済が一瞬です。今日もコーナンでクレジットカカードを使うとサインを求められました。混んでいると少し気を使います。
手軽ゆえに、ついつい財布の紐も緩むと思うのです。売上も上がるかもしれません。ひょっとすると新たな顧客の集客につながるかもしれません。
そうなると、ぜひネットショップ(インターネット通販サイト)もモバイル決済を導入したいものですが、まだあまり対応が進んでいません。でも早晩対応するでしょう。
その日に備えていつでも対応できるように準備しておきましょう。
一昨日の茨木市の天気(2019年1月18日)
晴れました。朝の気温も暖かく感じました。昼間も暖かくなりました。
昨日の茨木市の天気(2019年1月19日)
穏やかに晴れました。朝は冷えましたが昼間は暖かくなりました。
今日の茨木市の天気(2019年1月20日)
午前中雨が降りました。少し暖かく感じました。