先日、茨木広告宣伝舎がウェブサイト(ホームページ)制作した、高槻のあるクライアントさまから連絡がありました。あるキーワードで検索しても表示されないというのです。そのクライアントさまの競合他社が5月に茨木で開業して、そちらが上位表示されている、というのです。
そのキーワードはこちらでは一切フォローしていないので、表示されなくても当然と言えば当然です。
この業種は大阪でも10社もなく、ひとつの市町村に一つもない業種なのですが、ライバルも、サービス内容や価格設定などクライアントさまの動向をよく観察して参入してきたようです。
検索キーワードもあえてバッティングしないキーワードでのSEOに力を入れているようで、そのキーワードがこちらでフォローしていないものだったということです。
すぐに対応して、そのキーワードで1ページ目に表示されるように調整しました。その後もコンテンツを調整していますので、おそらく同等に表示されるようになるはずです。
そもそも大阪に10社もない業種ということは、そもそもユーザー人口が少ないということなのですが、そこに新規参入されると経営に影響が出てきかねません。
そこで差別化を図って顧客の流出を避ける必要があります。そのためにも差別化ポイントをウェブサイト(ホームページ)のコンテンツに折り込んで、表現していくことになります。
そこで改めてヒアリングをすると、当初はなかった差別化ポイントがいろいろ出てきました。どうやらクライアントさまも実際に偵察したようです。そのうえで、これまでもメリットとして打ち出してきたことが、より深堀りされてきています。
そして、弱点(それは同業他社との比較とは限りません)も分析されたようで、今後はある設備投資を行いたいというポイントも出てきていました。
今後その成果を踏まえてウェブサイト(ホームページ)の手直しやリニューアルを進めていくことになります。
ライバルの出現は、事業に大きな脅威となるかもしれません。でも、それを逆にチャンスとすることもできます。自社の強みや弱みを深堀りして、それを差別化ポイントとして表現する(深化)と、弱みをフォローして強みに変えていく(進化)をすることで、より強固なビジネスモデルを確立できるのです。
さらに、今回のクライアントさまのように、その業種の市場があまり大きくない場合、逆に潜在的なユーザー人口の堀り起こしになる可能性もあります。
いままであまりなじみのない業種が近所にできることで、「いちど行ってみよう」などと思ってもらえると、市場が広がる可能性もあるのです。