今日は少しふだんとは異なる文脈でホームページ(ウェブサイト)について書いてみます。
個人的に二つのマンション管理組合に関わっています。それぞれ立地や性格がかなり異なる物件ですが、どちらも役員として理事会にも出席しています。
それだけにマンション管理については通常のマンション所有者よりはかなり詳しいと自負しています。そして常々感じるのは、マンション管理組合の意思決定の遅さです。
それは法的な制約もあって不可避な部分もあるのですが、もっとも大きな理由はコミュニケーションの手段が限られていることです。
マンション管理組合の役員も当然仕事があるので頻繁に集まるわけにはいきません。そもそもマンション管理組合の役員だからといってそこに住んでいるとは限りません。そうなるとなかなか意見交換の機会は作れません。
そこで一つの物件では、私が管理組合の理事長だったときに、すべての理事さんや監事さんのメールアドレスを交換しました。そしてふだんからメールで情報伝達や意見交換を行うようにしました。こうしてかなり意思決定のスピードは上がりました。
もう一つの物件は、そのようなことは行っていません。すると、情報は文書で伝達できますが、意見交換は、理事会でしかできません。
そこで今日の本題なのですが、マンション管理組合はホームページ(ウェブサイト)やSNSを持つべきだと思います。
※SNSとはmixiやfacebookのような個人がアカウントを持って参加して、その中で情報や意見の交換を行えるサービスです。
ホームページで公開情報を掲載し、SNSで非公開情報の伝達や意見交換を行うことが可能です。情報の公開範囲を細かく設定できる点が、往々にして個人情報も取り扱うマンション管理組合には適しています。
マンション管理組合がホームページやSNSを開設することで意思決定のスピードが上がる以外にさまざまなメリットが期待できます。
管理組合(理事会)の意思決定スピードが上がる
空間的・時間的制約を受けずに情報伝達や意見交換ができることで、コミュニケーションが密になることで意思決定のスピードが上がります。
管理組合の運営がオープンになる
情報伝達や情報交換が組合全体に可視化されることで、役員や一部の組合員だけで意思決定することがなくなり、運営がオープンになります。
役員以外の組合員の参加意識が向上する
さまざまな情報や意見がいつでも閲覧できることで、役員以外の組合員が管理組合に関心を持ち、参加意識が向上します。役員のなり手不足の解決にもつながるかもしれません。(SNSでは当事者以外には非公開にもできます)
議事録よりも細かい記録が残る
SNSでやり取りを行うことで、議事録よりも詳細な意見交換などの記録が残ります。議事録だと経緯がわからないことも、SNSのログをみること検証可能です。(SNSではやり取りを当事者以外には非公開にもできます)
良好なコミュニティが形成される
ふだんから密にコミュニケーションを行うことで、相互理解が深まり良好な人間関係を形成できます。
資産価値が向上する
ホームページなどの公開情報で、管理が適切に行われていることや良好なコミュニティが形成されていることをアピールできます。
「マンションは管理を買え」といわれるほど、マンションでは管理が重要です。中古物件の価値が向上します。
大阪万博のころから吹田市や茨木市などの北摂地域では、多くのマンションが建設されています。いまも高槻市や摂津市も含めてマンション建設は続いています。
茨木市・高槻市・吹田市・摂津市のマンション管理組合でホームページやSNSを持ってみたいという方は、ぜひ茨木広告宣伝舎にご相談ください。