ことしは3月に入ってから気温が低く、ソメイヨシノの開花も遅れ気味です。茨木市中心部でもこの土日でようやく開花したように見えます。

市街地より気温の低い、高槻市の摂津峡や吹田市の万博公園、摂津市の鳥飼車両基地脇の新幹線公園などはまださほど咲いていないのではないでしょうか。

桜ことにソメイヨシノは日本人にとって特別な花です。長い冬が終わってようやく暖かくなるという時期でもあり、年度替わりの時期で別れと出会いがあるとか、いろいろセンチメンタルになる時期に咲くからでしょう。

それに1週間ほどではかなく散ってしまうというはかなさ故に、より感情を揺さぶられるのかもしれません。

だからこそ花見というのは日本人にとって重要な年中行事です。ふだん忙しく飲み会の機会に恵まれない職場でも花見だけはするという例をいくつか見てきました。

しかしなぜか商売の上では花見というイベントの販売促進効果は小さいように思います。

百貨店でお酒売場にいたときはそれなりに忙しかったりしましたが、クリスマスなどに比べると盛り上がりに欠けました。近くに新宿御苑があってそれなりの需要はあったはずなのですが。

こうしたことを考慮すると、3月末から4月初頭にかけての売出計画ではお花見を切り口にするのは得策ではありません。

むしろ新生活や歓送迎といった需要を取り込む売出を行うほうが、販売促進や集客の上では有利かもしれません。

ではなぜ花見の販促効果は小さいのでしょうか。いくつか理由をあげてみたいと思います。

需要が時期的に集中しない

クリスマスやお正月などと異なり、1週間から2週間くらいに分散します。花の咲く時期が決まる前にお花見の予定を決めるので、開花状況にかかわらずお花見は行われます。

だから満開のときに一気に盛り上がるというようなことは意外にありません。だらだらと続きます。売場の効率もよくありません。

ギフト需要がない

お花見は身も蓋もない言い方をするとただの会食です。プレゼントを交換したり、誰かをお祝いしたりといったことがないのでギフト需要がありません。だから消費金額も伸びません。

需要のある商材が限られる

お花見で需要のある商材は限られます。お酒やおつまみなど食品に圧倒的に集中します。あとはせいぜい紙皿とかプラコップとか割り箸ていどでしょうか。

ただ夜になると寒いので、花見の後に暖かいところで飲みなおすという動きがあるので飲食店などは集客できるかもしれません。

イベントとしてのお花見は販売促進効果が小さい理由
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