昨日今日と高槻市中心部では「高槻ジャズストリート」が開催されました。そして明日は茨木市で茨木音楽祭が開催されます。なんでもこの2つのイベントは高槻と茨木の両方にグループ店舗を持つ飲食店さんが主催団体の中心メンバーだとか。
高槻ジャズストリートは1999年からと歴史も長く、スポンサーも多く、広域から集客もできているようです。FMラジオ局の公開収録もあるようで、メディアの注目も高いように見受けます。
いっぽう茨木音楽祭は2009年からとまだ歴史が浅く、スポンサーなどもさほど付いていないように見えます。集客も各出演者のコアなファンは広域から集客できているものの、一般の観客は市内が中心のように見えます。
茨木のイベントは全体的にドメスティックの集客が中心で、インバウンドが弱いというか意識していないように見えます。
茨木音楽祭は高槻ジャズストリートに引き続いての開催なのですから、インバウンドに強い高槻ジャズストリートからおこぼれをもらえるようにするべきだと思います。
そもそも連続開催はどちらにも関わっている主催者にとってはそこそこ負担が大きいと思います。もちろん連続開催にはレンタル機材の流用などのメリットもあるのかもしれません。
しかし人員のやりくりなどの負担は大きいはずです。撤収と準備が重なるのはタイトなはずです。そこをわざわざ連続開催するのですから、茨木音楽祭にはなんとか高槻ジャズストリートのおこぼれをもらえる施策が必要なように思います。
たとえば茨木には宿泊施設がいくつかあるので高槻ジャズストリートの観客に茨木に宿泊してもらい、茨木音楽祭にハシゴしてもらってもよいような気がします。
ただ高槻ジャズストリートからハシゴしてもらえるようにジャズのステージを増やすなどの施策は必要かもしれません。
できれば2つのイベントがウェブサイト(ホームページ)やfacebook、twitter、instagramなどでそれぞれお互いを紹介するというというな連携もあってもよいように思います。
それぞれ公式グッズも販売されているので、それもセット販売するというのもよいかもしれません。
もちろんどちらも高槻市なり茨木市から補助金をもらっている以上、独立会計ではなく一緒にやっていくというのはまずいのかもしれません。しかし逆に北摂の観光の振興という観点から両市が協力できる可能性もあるのです。
上述のように茨木市の行政はドメスティック目線で、インバウンドの意識が弱いように思いますので、ぜひ高槻市に学んでほしいと思います。