以前にも触れましたがMDの5適(適時・適所・適物(適品)・適量・適価)というものがあります。
いいタイミングで、いい場所や媒体で、ちょうど欲しいものや必要なものを、ちょうどいい分量で、いい感じの値段で買いたい。
よくよく考えればごく当たり前のことでその通りに売ればいいと思うのですが、それを実践するのはなかなか大変なことです。みずから通販を行っていると日々その難しさを実感します。
しかしまれに5適がうまくハマったと実感できることもあります。先日ラジオショッピングで、有名な中華の「鉄人」が監修した冷凍の「中華のどんぶり」のセットを販売しました。
新米の時期なので、新米がおいしく食べられるおかずという切り口でラジオショッピングの原稿を手直しして紹介したところ、見事にハマりました。
レトルトではなく冷凍そうざいで、しかも中華の鉄人の名前を冠しているので、それなりにお値段はします。しかしその割にはお手頃な値段のような気もします。
しかし前回は3月に販売した際はあまり動きませんでした。気温MDでは季節の変わり目に中華料理の需要が高まるというので、年度末ということもあって「手軽に食べられるメニュー」として紹介したのですが、期待した予算には届きませんでした。
そこで以前、老舗の味付けとろろを新米シーズンにぶつけて売り上げが大幅に伸びたことがあったので、それと同じことをやってみました。するとやはり前回の2倍ほどの注文がありました。
やはり日本人はコメをおいしくいただくということに命を懸けているということがわかりました。新米をおいしく食べられるのなら、多少高い冷凍そうざいも買うということなのです。
もちろんラジオ通販は年配の方が主な顧客ですので、ひょっとするとインターネット通販などではあまり意味のない販売促進なのかもしれません。
またちょうど秋も深まって涼しくなったことも気温MD的には効果があったのかもしれません。3月ももう少し気温が大きく動く時期を狙えばもっと売れたのかもしれません。
販売期間の短いラジオショッピングでは、1週間でも販売期間がずれると大きく売り上げが左右されます。それだけに「適時」がハマった時の気分は非常に爽快です。
昨日の茨木市の天気
朝方は曇りがちでしたが、日中は晴れて気温が上がりました。
今日の茨木市の天気
日ざしはあったものの、気温が20℃少しまでしか上がりませんでした。涼しいというより半そででは少し寒い一日でした。