もっとも効果的な集客ツールはマスメディアです。将来的にもそうあり続けるかどうかはわかりませんが、少なくともいまはそうです。
これはウェブサイトで集客をおすすめする立場であっても認めざるをえません。通販を本業とする茨木広告宣伝舎は、それが痛いほどよくわかります。
もちろんSEOでも集客はできます。しかし集客を加速してくれるのはマスメディアです。ことにテレビのパワーは偉大です。
テレビで商品が紹介されると、瞬間風速ではありますが凄まじい注文が入ります。通販サイトを紹介されたのではありません。商品を紹介されただけです。それでも商品を取り扱っているところを検索して注文するのです。
そうした経験を経て、茨木広告宣伝舎はメディアと連携して通販を行うようになりました。インターネットの集客の大変さとマスメディアのパワーを知ったからです。
しかし自らマスメディアに露出しようとすると、莫大な金額がかかります。それは広告宣伝だからです。それを避けるためには、マスメディアの側から取材してもらうようにするしかありません。いわゆるパブリックリレーションズ(PR)、とくにパブリシティというものです。
そのためにはマスメディアが飛びつきそうなとんがったこと商品やサービスを開発して、それを情報発信していきましょう。
情報発信はホームページ(ウェブサイト)以外にもSNSも活用できますが、プレスリリースがおすすめです。
マスメディアの制作部門にダイレクトに配信することを売り物している有料のプレスリリース配信サービスもありますが、無料のプレスリリース配信サービスでも構いません。
制作部門にダイレクトに配信されるといっても手渡しするわけではありません。ましてや「面白いネタがあるんですよ」と言ってくれるわけでもありません。
たいていはスタッフルームの片隅に積み上げられているだけです。これであれば無料のプレスリリースと変わりありません。
とはいえ、たとえ無料であってもプレスリリース配信サービスでプレスリリースを出しておけば、誰かが見る可能性はあります。そして取材されたり、紹介されたりする可能性が出てきます。
どこかで一つでも紹介されると、それがきっかけで取材が増えるはずです。というのも、マスメディアも制作費を削られて、他媒体のパクリが多くなっています。だから他所で面白そうなネタを紹介していれば必ず追随してきます。
たとえば飲食店なら最初は、「るるぶ」や「まっぷる」などの旅行ガイドに掲載されて、そこから取材が増えたりする例もあります。
ここで上手くマスコミ対応をしておくと、リピートで取材してくれる可能性が高まります。マスメディアの人も人の子ですから、取材しやすいことろにやってきます。