先日ある個人的なできごとから10年経ったことに気がつきました。10年前を振り返ると、そのころはまだ東京にいて紙媒体のチラシをつくっていました。

チラシの制作では撮影の立ち合いなどもあって、あるカメラマンさんからは物撮り(商品撮影)についていろいろ教えてもらいました。

AD(アートディレクター)さんからはいろいろ印刷やデザインのことも教えてもらいました。

ライターさんからは…唯一学びませんでした。自分のほうがマシなコピーを書けると思っていました(笑)

チラシ制作の会議に出はじめたころは、専門用語が飛び交っていって面くらいました。

ぶっちゃけあの手のギョーカイの人たちは、それがカッコイイと思っていて、ジャーゴンを駆使する自分に酔っていて、それを使えるようになることがイニシエーションだと思っています。

はっきり言ってクソ閉鎖的な業界です。

でもジャーゴンは使えたほうが、あいつらあの方たちと話すのも手っ取り早いので、それなりに使ったりしていました。

そんな用語のひとつが、「カクハン」でした。類語で「キリヌキ(ハン)」「マルハン」というのもあります。それぞれ漢字にすると「角版」「切り抜き版」「丸版」になります。写真の使い方を分類したものです。

角版は、写真を正方形や長方形など四角の形で使うことを指します。

切り抜き版は、商品(オブジェ)の形に切り抜いて使うことです。まれにわざと縁どりするように背景もつけたり、白い余白をつけたり、さらにそれに影をつけたりするようなことも。

そして丸版はたとえば顔写真のように丸く切り抜く使い方です。

通販の運用や依頼をうけて撮影していると、最近も角版・切り抜き版・丸版を意識します。事前に掲載する媒体が決まっていて、割付のラフなどがあれば、それに合わせて撮ったりもします。

しかしメニュー写真などは、どのように使うか予想がつかないため、まず横位置(通常のカメラの構え方で横長に撮る)なのか縦位置(カメラを90度傾けて縦長に撮る)のかすらわかりません。

そうした場合は、できるだけ余白を取ってどちらにでもトリミングで対応できるようにします。そうなると対象物(商品)もできるだけ正方形に収まるような撮り方になってきます。

でも実はこの撮り方が、この時代には合理的です。というのも、インターネット通販サイトは正方形の角版もしくは切り抜きが標準になりつつあるからです。またinstagramもアップした画像を正方形にトリミングするからです。

おそらく携帯電話やスマホの普及がこうした流れを作った気がします。携帯やスマホでは基本縦位置に構えますが、横位置に構えることもあります。そうするとどちらでも画像を大きく映すには正方形がよいのです。

たとえば、YouTubeなどは基本横位置の映像が多いのですが、スマホの普及で縦位置で撮影する人が増えている気がします。そのうちYouTubeも正方形がデフォルトになるかもしれません。

そしてAmazonなどの大手ECも商品画像を正方形としていることもEC業界では正方形が多くなっている理由のような気がします。Amazonのメイン画像は、正確には正方形に収まる切り抜き版ですが。

Yahoo!ショッピングや楽天などもそうです。EC-CUBEの画像も基本は正方形です。商品写真を正方形にしておくと、バナーを制作するときに、右か左に商品画像を配置すれば、余白に文字情報を入れられることも理由なのもしれません。

そしてinstagramもやはりPCでもスマホでも大きく見えるという理由で正方形にこだわっているように思います。つまり、商品をインスタでバズらせようとたくらんでいるのなら、正方形でいいのです。

そうなるともはや、商品画像について縦位置とか横位置とか悩む必要はなくなってきます。もちろん紙媒体や商品画像でないものは長方形もありえるでしょう。でも商品写真は正方形でよいのです。

今日の茨木市の天気(2018年5月29日)

曇りがちな一日でしたが、蒸し暑く感じました。18時ごろ雨がパラつきました。

もう商品写真は全て正方形の角版でいいのかもしれない
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