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フェイクニュース対応でGoogleのアルゴリズムがアップデート

Googleは「ウェブマスター向け公式ブログ」で、本日アルゴリズムをアップデートしたことを公表しました。

「利用可能な最も信頼できるソースにもとづく、関連性の高い情報にユーザーがアクセスできるようにする」というGoogleの理念に反する「フェイクニュース(偽ニュース)」を検索結果から表示されにくくようです。

そのために二つの手法を導入したようです。

Googleでは検索エンジンのアルゴリズムをアップデートするにあたってあらかじめテストを行っているようです。そのテストに対して人間の「評価者」がフィードバックすることで、検索結果の品質を評価しているそうです。

その評価者に配布している「検索品質評価基準」も改定され、フェイクニュースにつながる「誤解を招く情報、予期せぬ不快な検索結果、悪意のある行為、根拠のない陰謀説などを含む低品質なウェブページ」を詳細に例示したそうです。

またアルゴリズム自体も「より信頼性の高いページを表示し、低品質のコンテンツのランキングを下げる」ということです。

低品質コンテンツとの例して「ホロコーストを否定するような類の」ウェブページを挙げています。ウェブサイト(ホームページ)ではなく、ウェブページとしているのは、あくまでページ単位で順位を下げるということで、ウェブサイト単位ではないということのようです。

おそらくtwitterなどSNSや2ちゃんねるの掲示板サイトなどのような不特定多数のユーザーが書き込みを行うCGM(Consumer Generated Media)などへの影響を低品質コンテンツだけに限定し、サービス全体に及ぼさないように想定しているのでしょう。

ウェブ(インターネット)の言説は往々にして過激化しがちです。

マスメディアなどと違って一定の品質を担保するようにフィルターされていないことや、実際に顔を合わせないことから強気な言動に走りがちなこと、多くは文字だけの応酬による相互の誤解で対立が深まりやすいなどいろいろ理由はあるでしょう。

こうしたネット言説の過激化が今日の「ネトウヨ」「パヨク」といった深刻な政治対立を招き、双方が歴史を修正するような主張を繰り返しています。

その点においてこのアップデートは、ネットが本格普及して20年を超えたこの時代の当然の帰結といえるのかもしれません。

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