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インターネットではリアル以上にコンプライアンスが求められる理由

先日も投稿したとおり、DeNAのキュレーションメディア「WELQ」が公開中止に追い込まれました。

それどころか、同社が運営する他のキュレーションメディアも一部を除いて公開中止になるなど影響が広がりました。これは他のホームページ(ウェブサイト)の盗用や剽窃があったからという理由もあるようです。

しかしそもそもの発端は医療や健康に関する情報を扱う「WELQ」で、根拠がないとかあるいは非科学的な情報を掲載したり、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に抵触する記事を掲載したことです。

過去のバカッター(twiiterでの悪ふざけ自慢や反社会的発言)などの事例にも見られるとおり、インターネット上では公序良俗に反する行為は簡単に炎上します。

コンプライアンス(法令順守)はリアル店舗以上に重要です。その理由を挙げてみたいと思います。

証拠が残る

インターネットに公開したことは消えません。掲示板などでは削除できませんし、SNSなどでは炎上した投稿を削除してもすでに誰かが魚拓やスクリーンショットを取っています。炎上してまとめサイトなどに経緯が掲載されればそこにもスクリーンショットなどが残ります。

また語弊がある言い方かもしれませんが、たとえば薬機法に触れる内容は口頭で発言する分には証拠は残りません。インターネット上で発言すれば証拠が残ります。保健所など行政も多忙なので証拠のこらない事案に指導などは行いません。しかし証拠が残っていて通報があれば指導に入らざるをえないのです。

不特定多数の目に触れる

インターネットに公開したものはだれでもどこからでもアクセスできます。だからこそ公序良俗に反することを発言したり掲載すれば不特定多数の目に触れます。仲間うちなら不謹慎な冗談で済むこともインターネットでは炎上するのです。ましてや法に触れることは炎上必至です。

拡散されやすい

SNS全盛の時代だけに不適切な発言や行為はすぐにSNSなどでシェアされたり、ツイートされます。まったく関係のない人も知るところとなります。なまじ顔の見える関係なら表立って批判はされませんが、見知らぬ第三者であれば非難は止まるところを知りません。

マスメディアがネットをニュースソースとする時代背景

かつてはネットを敵視ないしは無関心を装っていたマスメディアですが、インターネットの普及と取材費用の削減でネットからニュースを収集する傾向にあります。

事件の様子を伝えるtwitterやfacebook、YouTubeなどの投稿がニュースソースになる時代です。

そうなると炎上したことがニュースになってしまうこともあるのです。数年前にはtwitterのバイトテロなどもしばしばニュースで取り上げられていました。

インターネットの評判は残り続ける

コンプライアンス面で非難を浴びて炎上してから火消しに成功したとしても、その評判は簡単には消えません。検索すればいつまでも表示され続けます。

場合によっては「(社名) 脱税」とか「(人名) 逮捕」のように検索のサジェスト(キーワードの候補)として都合の悪いことが表示され続けてしまいます。

個人レベルであればコンプライアンス関連で炎上しても自分の責任ですが、会社や店舗で炎上しては事業の存続にかかわることになりかねません。インターネットでのコンプライアンスには慎重を期しましょう。

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