茨木・高槻・吹田・摂津の広告宣伝・販促 茨木広告宣伝舎(アド茨木)

ドメインは乗っ取られるものだった

よく初対面の人からアニメファンとかアイドルオタクでしょ?って言われます。

いきなり芸人の「ヒロシ」さんみたいな書き出しになってしまいました。これを合コンとかで言われるとショックですよね。でも、マジで言われたことがあります。

でも平成世代はアニメは当たり前の嗜みらしく、あまり白眼視されないようです。

ちなみにアニメファンでもアイドルオタクでもありませんのでシクヨロです。

さて、先日「ラブライブ!」の公式サイトが乗っ取られたとかで、ウェブサイト制作(ホームページ制作)業界では、そこそこ話題になっております。

ちなみに「ラブライブ!」とは、Wikipediaによると「音ノ木坂学院を舞台に活動するスクールアイドルグループ「μ’s(ミューズ)」を主人公としたシリーズ第1作であり、シリーズの人気を確立した作品」だそうです。

さらっと「作品」とだけ書かれていますが、アニメの作品だそうです。ちゃんと書いてくれないとアニメファンでも、アイドルオタクでもない人にはわかりません。

とにかく「ラブライブ!」の公式サイトが乗っ取られたのです。乗っ取りはドメイン名ハイジャックが行われたようです。

ドメイン名ハイジャックの多くは、「お名前.com」「ムームードメイン」「ゴンベエドメイン」などドメインを取得するためのサービスであるレジストラのアカウントが乗っ取られることで起こります。

不正にログインされて、いつの間にかドメインの所有者やDNSサーバーの設定が書き換えられると乗っ取り成功です。

ところが、今回はどうやらそうではなかったというのです。

というのも、ドメインは取得したレジストラから他のレジストラへ移管することができます。.comや .jpなど同じトップレベルドメイン(TLD)でもレジストラによって微妙に値段が異なるので、安い方へ移管するのです。

1990年代から運用しているウェブサイトのリニューアル案件では、移管したほうが安くなることが多いので、実際に何度かやったことがあります。

通常は、移管元のレジストラで手続きをしてから移管先のレジストラで登録するはずなのですが、移管先で先に登録してもよいようなのです。

移管先で登録すると、移管元(つまり現行のレジストラ)から、ドメイン所有者に確認メールが送信されるそうです。それに一定期間返信しないと、自動承認されるようです。

つまり、「ラブライブ!」はどうやらこの確認メールに返信しなかったことで、ドメインが乗っ取られたというのです。

もしくは確認メールをよく確認せずにリンクを踏んでしまって承認したのかもしれません。

日本のドメインを管理するJPNIC(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)に異議を申し立てると、確認の上移管などを取り消せるようで、今回は無事取り戻されたそうです。

とにかくレジストラからのメールに返信しなかったり、安易に承認すると恐ろしいことになるのです。

お名前.comからも、登録しているメールアドレスが使われているものか確認するようにメールが送られてきました。

本件は、各記事記載の通り、ドメイン移管に伴うトラブルの可能性が
高いようです。

類似被害を防ぐため、お客様におかれましては、ご利用のドメイン名
について、「ご登録いただいている情報が最新かつ正しい情報となって
いるか」ご確認くださいますようお願い申し上げます。

ご登録情報が相違・古い場合、各種手続きに関するメールが認識して
いないメールアドレスに送信されることとなり、意図せぬ手続き進行を
招いてしまう可能性があります。本件は、各記事記載の通り、ドメイン移管に伴うトラブルの可能性が
高いようです。

類似被害を防ぐため、お客様におかれましては、ご利用のドメイン名
について、「ご登録いただいている情報が最新かつ正しい情報となって
いるか」ご確認くださいますようお願い申し上げます。

ご登録情報が相違・古い場合、各種手続きに関するメールが認識して
いないメールアドレスに送信されることとなり、意図せぬ手続き進行を
招いてしまう可能性があります。

結局はすでに登録が古ければ、このメールは届いていないのですが。

また、お名前.comではドメイン移管ロック機能なども提供しています。こうした機能も利用してもよいかもしれません。

ドメインは乗っ取られるものだった
モバイルバージョンを終了