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地元密着ビジネスは呉越同舟で栄える

呉越同舟という故事成語があります。ライバルや仲の悪い者どうしが居合わせることや、困難な状況を協力して乗り越えることです。

かつて中国にあった呉と越は仲の悪い国だったそうですが、長江を渡る船で乗り合わせても争うことはなかったというのが由来だそうです。

地元密着(地域密着)型ビジネスにおいても呉越同舟はよく見られます。近所に競合する店や会社があるのは目障りなこともままあります。特に先に商売をしていたお店や会社は面白くありません。

しかし、じつは同じ業種・業態が集まるから全体が活性化するということがあります。たとえばビジネス街や住宅街にぽつんとカフェができても集客に苦労することがあります。

ところが近所に同じようなカフェがいくつかできると、その地域がカフェのある街として認識されて、カフェ目当てのお客さんが集まってくるようになるのです。

たとえば茨木市では2000年代半ばに阪急茨木市駅の南側に「カフェコマチ」さんが出来て、周辺に女性も入れるようなダイニングバーやカフェなどが一気に増えました。

それまで阪急茨木市駅南側(東西通り周辺)はスナックや風俗の集まるうらぶれたエリアだったのが雰囲気を一新しました。

それのみならず茨木市中心部にカフェやバーなどおしゃれな店が増えたのもこの時期でした。

「カフェコマチ」さんはすばらしいカフェですが、1店舗だけで営業していたら、あのエリアでは厳しかったかもしれません。

多少競合しても、「呉越同舟」することで全体でより多く、そしてより広域からの集客につながる可能性があるのです。

おそらく同じ業種や業態で選択肢があるということで、万一目的のお店が休んでいても代わりの店がある、気分で他の店を利用できるなどいろんな理由があると思います。

とにかくまずはそのエリアに行こうというモチベーションが働きやすくなるのです。

お店のウェブサイト(ホームページ)を作る時に、競合店と紹介し合うためにお互いのバナーを設置して広告・宣伝しあうということも検討してもよいのかもしれません。

地元密着ビジネスは呉越同舟で栄える
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