ここ数年茨木市のベッドタウン化が著しいように思います。もともと茨木市はベッドタウンだし、みたいなツッコミがありそうですが、商業の衰退で駅前などの中心市街地までベッドタウン化していると思うのです。
もともと茨木の街は駅から少し離れると住宅などが建ち並んでいましたが、ここ数年で商店や商業ビルが取り壊されてマンションや住宅に建て替えられることが多くなっているように思います。
2000年代に阪急本通商店街のあたりの大手町や元町などに商店街の中にマンションが増えたのに加えて、最近は阪急茨木市駅東口の双葉町や中津町界隈でも商店やビルが壊されてアパートやマンションになりつつあります。
もはや茨木市ではコンビニエンスストアやスーパーマーケット、クリーニングや美容院といった生活に密着した最寄品的なビジネスしか成り立たなくなっているのかもしれません。
ファッションや家電などは梅田に出たほうが品ぞろえも豊富で、通販でも取り寄せができるようになって、わざわざ茨木で探す必要が薄れているのでしょう。
加えて高齢化で消費する先が狭まっていることありそうです。双葉町でも目抜き通りから若者向けの店が消え、整骨院ができるなどしています。
かつては家電量販店やゲーム機の専門店などが並び、ミニ日本橋ともいうべき若者の街の様相を呈していた双葉町には高齢者が増えました。マクドナルドがなくなるなど空きテナントが増え、ダイコクドラッグにしか人が群れていません。
高齢者の方が住みよい街でもよいのですが、若者も増やさないとこのままでは茨木の街が縮小均衡のスパイラルに陥るだけです。10年後、20年後の茨木市は市内全体がシャッター街になりかねません。
市は空き家対策や商業振興も考えているようですが、早く手を打たないと手遅れになるかもしれません。茨木で商売をしているものとして極めて憂慮しています。
この先の茨木の商業振興は大手資本には頼るべきではないとおもいます。大規模店舗を誘致するよりも個人、中小企業の店舗や事業所を増やすべきです。
大手はいい時は来てくれますが、悪くなるとさっさと撤退してしまいます。双葉町や中津町界隈の衰退も大手の撤退によるところが大きいのです。
茨木広告宣伝舎は、ウェブサイト(ホームページ)での広告宣伝やインターネット通販サイトの構築・運用を通じて個人や中小規模の店舗や事業所の活性化に貢献したいと思います。
なぜこんなことをいきなり言い出したのか不思議に思われるかもしれません。
先日銀行に用事があって(阪急駅前の銀行に口座があります)ついでに双葉町あたりもうろうろしたときにその衰退に驚きました。そして今日は1か月ぶりに東京に出張に来たからです。
改めて東京にはまだまだ若者が多くて商業に活気があるのをみて、あらためて茨木の現状に危機感をおぼえたのです。