今年は「クリぼっち」なる奇妙なことばが目につきます。ひとりで過ごすクリスマスのことです。そしてそれを前向きにとらえてひとりでも楽しく過ごすことも意識しているように見うけられます。

少し前から一般化した「おひとりさま」ブームのクリスマス特化バージョンといったところでしょうか。ただしクリぼっちには、本来恋人と過ごすべき若者が、恋人に恵まれず一人ぼっちでいるという意味もあるのかもしれません。

しかし、クリスマスを恋人と過ごすという人が世間でどのくらいの割合でいるのでしょうか。(特にバブル崩壊以降)実際には正月と同様に家族と過ごすというひとが圧倒的に多いのではないかとみています。(ソースはありません)

そうした前提に立って「クリぼっち」ということばがいまさら作られる背景は、1人世帯が増えたことでクリスマスをひとりですごす人の絶対数が増えたことにあるのではないでしょうか。

核家族化と高齢化で配偶者に先立たれた人が増えていること、婚姻率の低下や初婚年齢の上昇などさまざまな要因が考えられますが、厚生労働省の資料によると、1人世帯の比率は年々上昇しています。

そのためひとりでクリスマス(だけではなく毎日を)ひとりで過ごす人が増えているのだと思います。

これからのマーケティングはいままでの核家族や三世代家族ではなく、1人世帯をメインストリームとして再構築すべき時代になりつつあるのかもしれません。

インバウンド需要のピークアウトとともにふたたび斜陽論に拍車のかかる百貨店も、そろそろこの前提に立つべきかもしれません。

百貨店は核家族化が進む現在でも、母子、そして孫と三世代がともに利用するというモデルを捨てられずにいます。そういえば「孫の日」といういまいち定着しない記念日を作ったのも日本百貨店協会でした。

百貨店に限らずB2C(B to C)のビジネスでは1人世帯をモデルにマーケティングを行っていく時代に入りつつあります。特に高齢者向けの商品やサービスでその傾向は急激に加速するでしょう。

これからの高齢者はパソコン、スマホ、インターネット(ウェブ)を使いこなすひとり暮らしが多くなるはずです。また、おじいちゃんやおばあちゃんというロールを持たない高齢者のマインドは意外に若いと思われます。

それを前提にウェブサイト(ホームページ)を制作し、SEOやSNS活用を行っていく必要がありそうです。大きな文字・コントラストのはっきりした色遣いなどのユニバーサルデザインを意識しつつ、クリスマスのようなイベントや流行りものは盛り込んでいくべきでしょう。

茨木広告宣伝舎では人口動態なども意識しながら長期的視点でウェブサイト制作やウェブ戦略のご提案をさせていただきます。

厚生労働省「国民生活基礎調査(平成25年)の結果から グラフでみる世帯の状況」

これからの標準は1人世帯が前提になる
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